採用活動の歴史を振り返るとハローワークや求人情報誌で募集する採用手法が一般的だった時代から、インターネットの普及とともにネット求人広告による採用活動に移行していきました。
そして現在はSNSの普及によりSNSを利用した採用活動をする企業も増えてきています。
時代の流れとともに採用活動のトレンドも変化してきており、優秀な人材や若手層を獲得するためには企業の採用活動も変化をしていかなければなりません。
こちらの記事では近年の採用活動のトレンドについてご紹介します。
従来の採用手法について
これまで企業が主に取り入れていた採用手法とは？
近年の採用活動のトレンドの前に従来の採用手法について触れておきます。
これまで企業が主に取り入れていた採用手法は以下の内容が代表的なものになります。
- ハローワーク
- 求人広告（フリーペーパー、ネット求人広告）
- 自社ホームページの採用ページ
- 会社説明会、合同説明会
- 人材紹介
上記は現在でも多くの企業が取り入れており、代表的な採用手法となります。
しかし、近年は日本企業も年功序列型から実績主義に変化が進んできており、中途採用においてはより一層即戦力を求める傾向が強くなっています。
また、少子高齢化に伴い労働人口が減少しつつある現代において、そのような即戦力となる優秀な人材を獲得することは年々難しくなっています。
そのため、他の企業より優秀な人材を獲得しようと様々な方法で採用活動を行っている企業が増えてきています。
それでは近年の採用活動のトレンドついてお話していきます。
近年の採用手法のトレンド
ダイレクトリクルーティング
ダイレクトリクルーティングとは企業が求職者へ直接アプローチする採用手法です。
CMでお馴染みのビズリーチなどが提供しているサービスになります。
こちらは従来の求人広告のように掲載して応募がくるのを待つような「守り」の採用手法ではなく、企業が求職者のデータベースを見て自社が求める人物像に合致している人材に直接スカウトメッセージを送り応募を促す「攻め」の採用手法と言われております。
自社が求める経験などを持つ人材に直接アプローチできることにより効率的な採用活動ができ、直接やり取りをすることで自社の魅力を事前に伝えることができる点が特徴です。
リファラル採用
リファラル採用は、すでに自社に勤めている社員に知人や友人を紹介してもらい選考する採用手法です。
自社の社員の紹介なので採用コストを大幅に減らすことができ、紹介された応募者も実際に働いている社員から企業の話を聞いた上で選考に進むのでミスマッチが発生しにくい点が特徴です。
ソーシャルリクルーティング
SNSを活用した新しい採用手法、ソーシャルリクルーティング。
ソーシャルリクルーティングは、TwitterやFacebookなどのSNSを活用した採用手法です。
現在の若手層はSNSを利用することが当たり前の世代で、SNS上で自社の採用情報などを掲載して応募を募ることができます。
また、SNSのメッセージ機能を使ってユーザーに直接スカウトメールを送ることで、転職サイトに登録していない潜在層にもコンタクトをとることができる点が特徴です。
採用ミートアップ
気軽に生の声とふれあい、関係性作りから始められる、採用ミートアップ。
採用ミートアップはこれまでの会社説明会から派生して交流会のような要素を多く取り入れた採用手法です。
参加者同士が交流できるように食事会のようなスタイルで開催したり、実際にその企業で働いている社員と座談会ができたり、勉強会として転職活動を行う方のためになる情報を提供したりとスタイルは様々です。
選考に重きを置いていないので、転職検討中の方も参加しやすく、直接企業の魅力や生の声を届けることができる点が特徴です。
まとめ
このように時代とともに採用手法は変化してきています。
特に最新の採用手法では、これまでより求職者と密な関わりを持って採用活動をする動きが強くなってきています。
従来の採用手法だけを取り入れていては、新たな取り組みを行っている他社に優秀な人材を先に獲得されてしまう可能性が高くなります。
今回ご紹介したような採用手法を取り入れて優秀な人材を獲得できる可能性を高めていきましょう。